今日も野球

saka-gm2008-06-15

今日は阪神戦です。チケットは前売りで全席完売だったらしいです。恐るべき阪神の集客力。球団は、そんな満員御礼の日にしか出来ないようなマスゲームを企画していたらしく、球場に着くと座席には白いビニールのシートが張ってありました。それは他の座席にも色の違いはあるものの、同様に張ってありました。職員の説明によると、プレイボールの前にそのビニールを掲げてほしいと。そうするとスタンドに文字が浮き上がるということです。ボクはいつも思うんですよ。応援の強要は良くないと。そーゆーノリが苦手で、あんまり参加したくないからボクは普段から2階席で観てるのに…。まぁでも2階席から見るライトスタンドのマスゲームは、それは見事に美しかったですけどね。うん、こーゆーのは見るのに限る。
そんな、個人的に嫌な気分で始まった試合です。いきなりロッテは連打に連打を重ねて、阪神のプロ初先発という鶴をワンアウトも取らせずにノックアウトします。こーゆー初モノの謎なピッチャーは打ちあぐねるのがいつものロッテなので、何か嫌な予感はしたんですが。結局序盤で7-0と大量リード。でもまだ安心は出来ません。ロッテは後ろのピッチャーが不安材料、阪神は打撃好調です。
ロッテの先発は宏之です。背信投球が続いてますが、今日は真っ直ぐ主体で押す投球を披露。まぁフォークがほとんどワンバウンドになってたからなんだけどね。今日も調子が良いわけでもなさそうです。5回まではなんとかゼロでしのぎますが、6回にやはり捕まって3点を失います。これで7-3。宏之はこのイニングで交代。微妙な出来ながらも試合は作りましたから、今日はひとまず合格点でしょう。
その直後すぐさまロッテは2点を取り返して9-3とします。しかしまだまだ!そして悪夢の8回です。ここ数試合は中継ぎ待機の小野と久保が派手に炎上!金本と葛城にツーランホームランが出て9-7と2点差!ほらやっぱり!勝ったと思ったファンはまだまだ甘いです。さらにツーアウト満塁の超大ピンチでしたが、シコースキーが新井を三球三振に仕留めて凌ぎます。三振にとった時の、いつもクールなシコースキーがあんな気合いの入ったシャウトとガッツポーズは初めて見ました。いやはや痺れた。
シコースキーが流れを変えてくれた、と思いたかったのですが、流れは変わりません。9回、クローザーの荻野があれよあれよと連打を浴び、同点にされてしまいます。荻野はボクと同郷で実は社会人でも先輩にあたるので、荻野Tシャツを買おうと思ってるくらい個人的に応援してるんですが、今日は途中から目を当てることも憚られるくらい打たれました。うーむ。荻野は荻野でも、男子バレーの荻野とは試合への影響度が全然違うようですな。
そんな流れで迎えた9回裏、阪神はマウンドに渡辺を送ります。え?久保田か藤川じゃないの?せっかく同点に追いついたんだから、裏の攻撃はビシッと抑えたいと思うところなんですが。2番手以降の層が薄くて、しかもほとんどのピッチャーを使い切ってるロッテの方が延長戦は断然不利なはずなのに、岡田監督は何をもったいぶっているのでしょうか。それとも余裕?ならばその余裕で出てきた渡辺を叩かない手はありません。ツーアウトは取られますが、オーティズ四球のあと、バッターはとっておきの代打ズレータ。ツーストライクに追い込まれてからは延長も覚悟しましたが、やってくれました。目が覚めるような快音を残して打球は右中間を真っ二つ!ロッテの選手、球場のロッテファン、中継を見ているロッテファンの誰もが思ったことでしょう。「走れオーティズ!」かなりドキドキしたオーティズの走塁でしたが、なんとかヘッドスライディングで帰還!サヨナラタイムリーツーベース!ズレータやってくれました。10-9で勝利!今日は宏之に白星がつくかなーという展開でしたが、結局荻野につきました。うーん…。まぁ課題は山積みですけど、勝ったからいいか。
そんな劇的な試合に、デジカメに電池を入れるのを忘れてきたボク。家で充電器に差しっぱなしでした。もういろんな意味で泣きそうです。今日はその後、イースタンの対楽天戦の試合もそのままマリンスタジアムで行われたんで観てたんですが、2-2で引き分けで、こちらはかなり消化不良。しかも汚いヤジが多くてすごいストレスが溜まりました。一軍二軍の親子ゲームは、そういうマナーの面からもあんまりやらない方がいいかもしれませんな。