1限

堂々とケータイをいじってても何も言われないステキな講義。
そんな環境を利用して昨日あったことを書きたいと思います。昨日夕方、柏で学校帰りのシーサーちゃんとカラオケに行ったんですよ。前々からカラオケ行きたいって話はしてて、でも他に暇な人がいないってことで二人きりで行くことになったんだけどね。んで、いざカラオケが始まってみると、シーサーちゃん歌はうまいんだけど、「緊張しますー!」とか言って声が震えまくりね。ボクはいつもどおり汗かきながら大熱唱でした。んでそのボクが歌ってる姿を目をキラキラさせながらジーッとずーっと見てくるんですよ。参っちゃうね。ちなみに、シーサーちゃんのレパートリーは、ELTaikoも歌うけど約半分は声優の歌でした。うすうす感づいてはいましたが、やはりオタクだったか…!
彼女はそのカラオケボックスで告白しようとしていたようですが、ボクが歌に熱中しすぎてたせいかタイミングを逃したっぽくてそのままカラオケは終了。残念がってました。先週ファミレスで食事した時もタイミング逃したみたいだし、このままじゃいつまで経ってもこの子は告白出来ないだろう、とっとと話つけてお互い楽になりたいだろうと思って、ファミレスに連れて行って告白の場を作ってあげました。で、飯食べて仕事の話とかして、それでもなかなか切り出さないから痺れ切らしてボクが半ばムリヤリ恋愛観の話に持っていったんですよ。そしたらようやく「こういう話になったことですし…」と。ハイ来た、やっと来た。
まぁ、「好きなんです」と。で、さらに「好きでいていいですか?」と言われました。ボクは予想してた言葉と違っていたので、ちょっと面食らいました。好きでいていいですか?って、そりゃもちろんこっちとしとはとんでもなく嫌いなやつじゃなかったら、いいよとしか言えないじゃん。好かれることは悪いことじゃないから。彼女はそれだけでいいのかなぁと思ったんですよ。もちろん好きって言ってくれたことは嬉しかったんだけど、ボクとしてはその告白の言葉にそーゆー歯がゆさが残ったので、彼女に聞いてみたんですよ、「え?終わり?」って。 そしたら彼女は「え、でもあたし、そーゆー、付き合うとか経験ないからよく分からないから、でも付き合いたくないってわけじゃないし、あでもよく分かんないけど、付き合えるものなら付き合いたい…です」と。どんだけオロオロしてんだか…。でも年上の人にそーゆーこと言うときはそうなっちゃうものなのだろうかね。意地悪なやり方しちゃったけど、一応聞きたい部分は引き出せました。で、まぁ丁重に傷つけないように「俺はシーサーちゃんとは先輩後輩でいたいから、付き合うとかはちょっと考えられないかな」と、友達からもらったアドバイスを参考に考えた言葉で断りました。シーサーちゃんは相当ショックだったようで、半ベソ状態になってましたね。かわいそうだけど、ボクも言いたいことは言ったので仕方ないとは思いますが…。その後もいろんな話をしてて、気付いたら11時を過ぎてました。彼女制服姿だし、少なくとも今の状況だと自分は二十歳の大人として彼女の保護者なわけだし、こりゃマズイと思って家の近くまで送りました。
まぁ以上が昨日の出来事です。ここまで昨日のことを思い返しながら書いてきましたが、思うのは、自分は意地悪でヒドい人間だなぁということです。彼女の気持ちを分かっていながら、見かねて自分から助け舟を出してファミレスに連れ込み、「付き合う」という言葉を自ら引っ張りだしておいて、結局は振ると。ああヒドい。こう簡潔にまとめるとさらに酷さが増幅するね。なんかすごいかわいそうなことをしてしまった気がします。さらに、こーゆー場面でも物事を一歩引いた目線で見れてしまう自分の冷静さね。ボクは一体なんなんだろう、と。果たしてこれでよかったのでしょうかね。