昨日のこと前半

年末のあのイベントでした。前日にオタクの子に「10時に豊四季の駅で待ち合わせね」と言われたので素直に従う。しかし、寝る前になって家から豊四季まで歩いたらどれくらいかかるか分からないことに気付いて、柏から一駅戻るという、お金はかかるが無難な方法を選択。だって早く着きすぎたら寒いし、遅刻したらカッコ悪いし迷惑でしょ?ちゅーことでちょうどいい時間に落ち合うことに成功しました。髪をバッサリ切っててビックリ。
日記にも何度も書いてるとおり、最近こっちが腹立たしくなるほど勘違いの激しい彼女です。いい機会なので、今日のテーマは、仕返し程度に「その勘違いをさらに増幅させる」です(ちなみに書いておくと、彼女の勘違いとは、ボクが自分のことを好きだと思い込んでいること)。さっそく電車の中で「うーん二人っきりか。今日はデートだね!」というまずは軽いジャブで攻撃(口撃)すると、彼女に持ってたホッカイロで顔面を思いっきり殴られました。でもその時の彼女の顔はまんざらでもない笑顔でした。ふふ、勘違いレベル1アップ。
船橋から乗った総武線で、西船橋で乗り換えるところを会話が弾みすぎて市川まで乗り過ごすアクシデントもありつつ、なんとか新木場駅へ到着。イベントのことはげんしけんで予習済みで、りんかい線がオタク率激高の満員電車になるという知識は得ていたのものの、実際りんかい線のキップ売場の長蛇の列を見た時にはかなり引きましたね。でもボクはSuica、彼女はパスネットを持っていたのでラクラク改札を通過。しかし、いざホームに下りてみて満員電車を見た時には悪夢だと思ったね。とんでもない乗車率。オタクがギッシリ詰まったオタ電車。なんとか、前の方の入れる扉を見つけて乗車です。ここで!勘違い増幅技発動。忘年会の時に鐘助くんに聞いた「これをやると女の子はクラッと来る」という秘技、「電車に乗る時、彼女の腰にそっと手を添えてエスコート」。これ実践しました。彼女の反応はというとですね、なんとなくはにかんでいたような感じ。たぶん照れてたんだと思う。つーか、やってるこっちが恥ずかしかったっつーの!勘違いレベルさらに1アップ。
国際展示場駅到着。人の流れに乗って会場へ。早くもコスプレの人を見かけて「萌えー」連発。ボクがこのイベントに付いて来た“強いて言えば”の理由は「生のコスプレが見てみたい」ですからね。なので開場に着くと、まずはコスプレ広場へ向かいました。屋外だったんだけどね、まースゴイ空間でしたよ、コスプレ広場。コスプレの人とカメラ小僧のカオス。そしてスゴイ混み具合。まともに歩くことすらままならない感じで、りんかい線以上にぎゅうぎゅう詰めでした。彼女はドラゴンボールが大好きなので、ピッコロのコスプレの人を見た時には目を輝かせてましたね。ボクはアニメとかゲームとかの知識がほぼ皆無でしたが、サンダーライガーのコスプレをしてる人を見つけた時はビビリました。なんかジャンルが違う気がしましたけど、まぁそれもアリなんでしょうね。んで、コスプレしてる人って意外とキレイでスタイルのいい人が多かったです。このクソ寒いのにスンゲー肌露出するコスプレとか平気でしてるしね。オシャレのためには気温の高い低いに耐えねばならないのと似てる気がします。それだけで充分楽しめましたね。端的に言うとエロ目線ですが。でも男の女装は勘弁。そしてそして、ここでも勘違い増幅技発動。すでに書いたとおり混雑がすごかったので、それを利用しました。離れ離れにならないように手を繋ぐ、というのは余りにも露骨で、カップルしかしてはいけない神聖な行為だと思うのでそれは避け、離れそうになるたびに彼女の肩をクッと抱き寄せるという行為に出てみました。だいぶ照れてましたね、彼女は。まぁもちろんやってる方も恥ずかしいんですけどね。勘違いレベルさらに1アップ。
コスプレ広場を出たあとは、彼女の今日の目的であるドラゴンボールの同人誌を探しに会場の中へ入りました。下調べをして来なかったせいでドラゴンボールの区画がどこにあるか分からず、フラフラと歩いてみたのものの、全然見つからず。仕方無しに、彼女は自宅にいるという相方に電話をかけてドラゴンボールの区画を探してもらうことに。すると「ネットですぐ引っ掛かった」らしく、相方さんの指示に従って探してみると、容易に発見(ちなみに、相方さんは彼女がどこの馬の骨とも分からない男と行動を共にしていることを知らない)。彼女大興奮。近くに悟空とラディッツのコスプレをしている人を見かけてさらに興奮。顔緩みっぱなし。彼女は明日も来る予定(というか明日が本命)らしくて、お金をあんまり使えないとのことだったので、ここで再び勘違い増幅技発動。ボク「買ったげようか?」発言。でもよく考えたら、これってかなり失礼だよね。彼氏でもないのに貢物って。お金のことに関しても。と、ボクは発言を後悔してる一方で、彼女はボクの偽りの優しさに心を動かされそうになったので、勘違いレベルはさらに2くらいアップ。彼女は常識のあるしっかりした子なんで、結局丁重に断ったけどね。それでも本を2冊買ってホクホク顔の彼女。これが本来のオタクの素顔か…。おそろしや。
その後、朝から来ていたという支配人と合流して秋葉原へ遊びに行くことに。ここからボクの荷物持ちとしての役割が始まります。この人買いすぎ…。ゆりかもめと山手線で秋葉原。まずはドンキに入っているたこ焼き屋でランチ。ボクが彼女の分をおごる。これは勘違い増幅技ではなく、ボクは男が女の子の分の食事代は払ってあげるというのは常識だと思ってるので。でも結果的に彼女の勘違いレベルはさらに上昇。社会人である支配人の分はもちろん払わないが。その後はドンキのコスプレ衣装売り場を見て周って、ゲーセンに行ってフィーバー。支配人の「太鼓の達人」にギャラリーが集まる集まる。マジレンジャーとかプリキュアとか、そんなのばっかり選んでるくせに。知り合いに思われたくなかったボクは彼女を連れてUFOキャッチャーで遊ぶことに。偶然、ドラゴンボールの、あのレーダーのオモチャのやつを発見。彼女が再び興奮状態になったので、クリスマスイブの一夜以来、UFOキャッチャーに燃えているボクは、自分のプライドに賭けて頑張りましたが、取れませんでした。てか取れないように出来てるからアレ。計1000円ほど浪費。ちっくっしょー!!
メイド喫茶に行こうという話になって(オタクと行動すると疲れる…)、何軒か周ってみたものの、さすが日が日だけあってどこも満席だったので、諦めて柏に戻ってカラオケに行こうという話になりました。んでカラオケで再びフィーバーね。ボクがWANDSの歴史に残る名曲の数々を熱唱していると、オタクの子も支配人も口をあんぐり開けて「…けふおくん(もち本名ね)の違う一面を見た」と驚かれました。確かに普段からボクは激しく声を張り上げて歌うほうですが…そんなにボクってテンション低いキャラですか?ついでにハピマテも歌いました。大ウケ。狙い通り。そして、勘違い増幅技として意図的に最後に「もっと強く抱きしめたなら」を熱唱しました。支配人は「うわー、古ー。懐かしー」と言ってましたが、オタクの子はうっとりしてました。勘違いレベルまた上昇。たぶんここらへんでマックス。
カラオケ屋を出たあとは、「柏といえば」というくらい有名な店でプリクラを取りました。もちろんボクの発案ではない。両手に花、もとい、両手にオタです。苦しい苦しい。こんなもんバイト先でバラまかれたら死ねます。オタク二人が撮った写真に落書きしてる間に、ボクは忘年会のために抜け出しました。さて、今度バイトで会ったときにオタクの子はどんな接し方をしてくることかねぇ。