利き腕の話

昨日のJスポーツで、アメリマイナーリーグの両手投げ投手の特集をやってました。個人的になかなか興味深くて見入っちゃいましたね。
というのも、ボクも実は両手投げだったりします。左投げの方は、右投げより10キロ減の球速とキャッチボールできる程度のコントロールしかないんだけどね。右手のグローブではポロポロとボールをこぼすことも多いです。まぁそんなわけで、もちろん基本は右投げだし、両手投げと言っても「左でもボールを投げられる」程度のもんです。
そんな、なんちゃって両手投げのボクですが、それでも手の作りが左右で若干違うんですよ。フォークを投げるときってボールを人差し指と中指ではさむじゃん?その時に、左手の方が格段に人差し指と中指の間が広く開くんです。つまり、フォークを投げるのは左の方が向いてるということ。てか右手じゃ指が開かなすぎて投げられません。そのマイナーリーグの両手投げピッチャーは、右投げの時は真っ直ぐとカーブ主体、左投げの時はスライダーが主体と言ってましたが、ボクの場合、右投げは真っ直ぐとスライダーとシュートでの横の揺さぶりが主体、左投げの時はフォーク主体の縦の変化で勝負するピッチングということになります。両手投げでも、左右同じ投球スタイルにはならないんですね。
指が大きく開く左手ですが、これってボクは元来左利きだという証拠じゃないかと思うんですよね。指が開く方が投球に機転が利くわけだし。普段の生活では、ボクはバリバリの右利きです。箸もペンも右。ありとあらゆる動作は右手で行います。記憶には全くないけど、たぶん親にそーゆーふうに教えられたんでしょう。打席は昔からスイッチヒッターでしたが。マイナーリーグの両手投げピッチャーも、ボールを投げる動作以外は、すべて右手だそうです。で、ホラ、結構みんな左利きに憧れる年頃ってあるじゃん?中学時代とか、なんでもかんでも左手で挑戦したくなる年頃。ボクもその時期があったんだけど、箸の使い方とかみんなが苦労してる傍らで、ボクだけちょっと練習しただけである程度左手で出来るようになっちゃったんだよね。その辺のセンスも、もともと左利きだったんじゃないかと思われる所以。他にも、ある程度年齢がいってから初体験したボウリング。こればかりは完全に最初から左投げでした。単純に投げやすかったんですね。人としての感覚が成熟した中で、幼少期の右利きの洗脳教育とか関係なしに、単純にどちらが投げやすいかといったら左手だったんです。
まぁどっちが利き腕だろうと、実にどーでもいい話なんだけどね。ここまで書いてきて、不自由なく生活出来てればそれでいいじゃんってすごい思った。確かに左手でも箸とペンを使えれば、右手を骨折でもした時に不便を感じないってだけだしね。でも利き腕ってなんか不思議だよね。